2006年 10月 29日 (日)モグのリーダー

何年も前にテレビで見たので、その番組のタイトルや放送局なども思い出せないのですが、それは確かこんな内容でした。

オオカミの群れの中でいさかいやケンカが起こると、それをなだめようとする者は、ケンカをしているオオカミのうち、順位が高いほうオオカミの口元をなめて気を静めようとする。その習性は先祖がオオカミである犬にも引き継がれているので、群(家族)の中でケンカが始まると、犬から見て順位が高いほうの人間の口元をなめてなだめようとすることがある。それを検証するために、ある夫婦がわざと喧嘩をして見せて、その家の犬の反応を見てみることになった。夫婦がケンカの演技を始め、それがどんどん激しくなってくるとソファーに寝そべっていた犬さん(イエローラブさんだった)はムクッと起き上がり、しばらくその激しい口ゲンカをオロオロした様子で見ていたが、やがておずおずとご主人の側へ行き、その口元をペロペロなめ始めた。検証は成功。しかし犬さんがご主人のほうを順位が高いと認めていることを知った奥さんはおもしろくなさそう。「えー、なんでよー。」と不満そうな様子だった(この奥さんの気持ち、すごく良く解ります)。

さて、うちのモグさんにとって、よっしーとわたしのどちらがより順位が高いのであろうか。この群には猫さんたちも居るが、モグたんより後にこの群に入って来た年下の猫さんたちは、モグたんにとっては順位が下だと思われる。ということは、よっしーとわたしのどちらか順位の高いほうが、この群のリーダーなのだ。

些細なことでちょっとした言い合いになることはたまにあるので、モグたんはどちらの口をなめるのかということを確認する機会は、割とすぐに訪れた。今はもうその時の言い合いの原因は忘れてしまったけど、プンスカ怒ってガミガミ言っていたわたしの前に、耳をペッタリ下げたモグたんがおずおずとやって来て、口元をペロッとなめたのである。それを見たよっしーはとたんに言い返すのを止め、「なにそれー。モグたんなんでお母さんなのー?お父さんのこと好きじゃないのー?」と不満そうだった。ふはは、モグたんにとってはわたしがリーダーなのだよ。

でも、これは好きとか嫌いの問題ではなくて順位の問題なんだから、モグたんがよっしーを好きなことには変わりないんだよと教えてあげると、よっしーは「モグたんが幸せならそれでいいや。オレ、リーダーじゃなくていい。」と言っていた。それを聞いたわたしは、よっしーの前でリーダーであることを自慢するのは控えようとおもったのだった。

モグたんは、よっしーと2人きりの社宅では破壊神として腕を振るっているけども、この家ではほとんどイタズラをしないし、冷蔵庫を開けて盗み食いしたこともない。それはやはりこの家にはリーダーであるわたしがいるからなのだろうかとおもったりしている。群のリーダーに叱られるようなことをしていては生き延びていけないという、オオカミ時代の野生の記憶がモグたんをそうさせているのかもしれないね。

—追記 2006/12/27—
わたしが怖いから盗み食いをしないのではなく、わたしは出かけても帰宅時間が不確定なので、いたずらのタイミングを計りかねているだけなのかもしれない。
→ モグ通信 Vol.15 止まらない盗み食いの理由を考察。

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